今回は、ドラマ「愛の、がっこう。」第6話をレビューしていきます!
ネタバレを含みますので、未視聴の方は注意してください。
『愛の、がっこう。』第6話の感想・考察
「愛の、がっこう。」第6話は、「42分間が愛実とカヲルのシーン」という異例の回となりました!
お茶目で可愛いカヲルにちらつく影
カヲル(ラウール)と愛実(木村文乃)のデートの待ち合わせは、シャーペンと同じ色の京急電車。
発車ベルがなってもギリギリまでホームでおちゃらけたり、隣の席に無理やり詰めて座ってきたり、そういうカヲルの仕草がいちいち可愛いですね。
と思っていると、「平等なやつなんて嘘くさい」というコミュニケーションの本質をつくようなことを言うし、青空教室で子供みたいにはしゃいで見せるし、、とにかくギャップがすごい。
そして切符を買えない・参拝の仕方を知らない・メニューが読めない、と、随所でネグレクトや識字障害の影響がちらつくのが苦しいですね。
カヲルのダサい話を聞き、愛実も過去を打ち明けて、青空教室の子どもたちが帰ってきたところで立ち去ろうとします。
お互いに手を伸ばしますが、その間を子どもが通っていき、手を繋ぐことはできませんでした。
誰にも話せない話を笑い合ってできる相手なのに、今日が最後の日だなんて切ない。。
最後の一日でもぶつかり合う二人
食堂にて、「お金も地位もなくていいから話を聞いてくれる優しいお父さんだったらよかった」と語る愛実に対し、「金を持ってなかったらそんなこと言わない絶対」と反論するカヲル。
育ってきた環境が違いすぎるあまり、意見がぶつかりカヲルは心を閉ざしてしまいます。
「最後なんだから楽しくいこうよ」と言うカヲルと、「もう会わないから今しか言えない」と言う愛実。
ここでも正反対の二人が描かれていました。注文した海鮮丼とシーフードカレーも、真逆な二人を表しているのかな。
いつか花火大会の日に、海鮮丼とシーフードカレーを二人で並んで食べてほしいと思ってしまいました。

ナンを奪い取って食べようとするカヲルが可愛い!
パチンコ・かくれんぼ・お買い物デートはほっこり&切ない
パチンコ店で手を重ねる二人。ベタな感じですがやっぱりドキドキしちゃいますね!
店内の爆音BGMに隠れて「好きだよ」「帰りたくないよ」と言うセリフ、ラウールさんの声と言い方がめちゃくちゃ切なかったです。
ベッタベタに「告白は花火の音に隠して、、」ではなくパチンコ店の爆音BGMに隠して、なのがリアルでした。
かくれんぼをしながら歩く愛実の、「私を捜してくれる人がいる、このまま永遠に そっと後をついていきたいと思った」と言うセリフが印象的。
元恋人を追いかけるだけだったり、現婚約者の川原なにがしにストーカーじみたことをされていたりと、一方通行の関係が多い愛実だけど、
カヲルとはお互いに想いあっていて、このままずっとこうしていたいほど心地いい関係であることが伝わってきました。
「じゃあ先生と俺は今日で句点?」
カヲルが砂浜に書いた「先生げんきでな」を「先生、げんきでな。」に書き換えて、文章が続くときに使う読点、文を終わらせるときに使う句点を愛実が説明します。
「じゃあ先生と俺は今日で句点?」このセリフ、ロマンチックだしセンスがあるし頭の回転の速さを感じさせるし、何より切ない。。
タイトルの「愛の、がっこう。」の句読点も、愛は続き、がっこうは終わると言う意味なのかもしれませんね。
俺は汚いと言いながら、最悪で最高に幸せな二人の逃避行を語るカヲルの横顔が美!!
キスしようとした愛実を一度は止めるけど、自分からキスするカヲル。二人とも気持ちを抑えられなかった。この浜辺のシーンは全てが切なくて美しいですね。
お別れの時に片方だけが振り返る演出はベタだけど、ここまでの流れが丁寧だからチープに感じませんでした。
川原なにがし、何やってるんだ〜!
川原なにがし、書きたくもないような言葉を浴びせかけてて本当に最低ですね。
しかも階段の上でカヲルを殴るなんて酷すぎる。ストーリー上何かしてくるだろうとは予想してたけど、暴力だと思っていませんでした。
Xでも長時間「川原なにがし」がトレンド入りしていて、大勢の視聴者からキレられていてよかったです。
次回予告もかなり不穏。カヲルは大丈夫?ジョーカーで何か事件が起きるのかな?と不安もありますが、こんなふうにワクワクさせてくれるドラマに出会えて嬉しいです。
作品情報
まとめ
『愛の、がっこう。』第6話の感想・考察をまとめました!
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